2014年5月18日早朝4時34分

ラハシャ博士の奥様ヌラさんが光に還られました


ヌラ




ラハシャ博士の奥様ヌラさんの緊急入院に伴い、皆さま方には病状の回復をお祈りいただきありがとうございました。

4月29日ヌラさんの緊急入院、病状の悪化に伴い5月1日に緊急手術が行われラハシャ博士は病室に泊まり込み看病されてきました。

ヌラさんの回復を願い世界中で祈りが捧げられてきましたが、残念ながら意識が戻ることがないまま5月18日早朝4時34分ヌラさんは肉体を離れ光に還られました。


ヌラさんの病気は、世界にも稀に見るもので、世界に30例しか報告されていないケースだったようです。
Aggregatibacter aphrophilus(学名/口腔内常在菌:心内膜炎原因菌) という菌が、なんらかの原因で脳に入り込み悪性の脳膿瘍へと急激に変化していき、その細菌が脳内全体に広がりヌラさんが肉体に留まるのを困難な状況にしていきました。

緊急手術に伴い、オーストラリアより息子さんご夫妻も可愛いお孫さん2人と共に来日され、最後の時間までご家族皆様ご一緒に病院の個室で過ごされました。

時にはお孫さんの笑い声にみんなが和み、一緒に笑い合い、意識が戻らず緊迫するヌラさんの病気など無かったかのように感じられるほど幸せな時間すら流れていました。

ヌラさんはOsho、Amma&Bhagavanのシュルムルティ(お写真)を胸に抱き微笑みながら眠っているかのように見えました。


18日の夜はヌラさんの隣のソファーで仮眠を取られていたラハシャ博士でしたが、早朝3時にヌラさんに起こされ、近くのホテルに宿泊していた息子さんへ連絡されると同じように息子さんもヌラさんに起こされて既に目覚めていたそうです。

ご家族皆さまでマントラを詠唱し、最後の瞑想を共にされヌラさんを光へ送り出されました。
ヌラさんが肉体を離れた、まさにその時間は日の出の時間だったそうです。
富士山を望む部屋からは美しい朝の光がご家族を包んだということでした。




その日私もなぜか3時に目が覚めてしまい、早る気持ちを抑えられず急いで暗い夜道車を走らせて病院へ向かっていました。
途中で太陽が昇り始め眩しい光が本当にキラキラと美しく輝き、車を止めてしばらく見とれてしまいました。
太陽が昇った反対側の空には美しい月がかかり、太陽と月が挨拶し抱き合うかのように見えました。

病院へ到着した時には既にヌラさんは光に還られていました。
しかし私たちを迎えてくださったラハシャ博士はとても静かで穏やかな笑顔でした。
私が知る限り、一番深い深い深い静けさの中にありました。
そしてラハシャ博士のその静けさの中に悲しみはありませんでした。

ヌラさんの介護を続ける3週間ほどの間、毎日ヌラさんの主治医たちは病気の現状からラハシャ博士に夢や希望を打ち砕くネガティブな言葉を伝え続けなければなりませんでした。

主治医から愛する奥様の死を突きつけられ、ラハシャ博士でも恐れや苦しみは当然やってきたと思います。でもやって来ている全てを内側に向け瞑想するラハシャ博士を何度も目にしました。
そして親しいお客様が日本全国また海外からも来られたのですが、急なことに戸惑われ心配する彼らを「無・空」の中でサポートし続けているいつものラハシャ博士がありました。

ヌラさんが肉体を離れ光に還られた朝もラハシャ博士は深い深い静けさの中にありました。
私は彼の目をただじっと見つめたのですが・・・
その静けさの中に共にあると、ヌラさんが亡くなったという事実すら無くなり、ただただヌラさんの大きな大きな温かい愛を感じ幸せになりました。



ヌラさんに初めてお会いしたとき・・・
天使のような方だな~っと感じました。
そして、ヌラさんのコースへ参加するたびに『この方は生きている天使だ!』と実感してきました。

『ヌラ』とは光という意味です。
ヌラさんは肉体を離れ、本当に天使・光の存在・大いなる存在・ディヴァインプレゼンスとしてラハシャ博士をそして私達に神々しい光を送り助け続け、無条件の愛を届けてくれる存在になられたのだと感じています。

ヌラさんは優しさのなかにいつも凛とした強さを持ち備えた方でした。
慈悲に溢れる眼差しは私たちが愛であることを思い出させてくれました。
時にすべてを見通してしまうような鋭くクリアーな目で彼女に見つめられると、もう自分に嘘はつけなくなってしまうと多くの人が言っています。
葛藤する人々を優しく、またあるときは愛ある厳しさと強さで内側の旅へと誘導するヌラさんの存在は、まさにマスターのようでした。

ヌラさんを看病するラハシャ博士も言っていました。
「意識が無く、病床にあってもヌラは私たちに本当に多くのものを教えてくれるマスターだ。こうしてヌラと一緒に瞑想していると人は肉体ではないのだということを強烈に体験させてくれる。人は意識そのものであり、愛そのものだということを私に繰り返し繰り返し体験させてくれる。私たちが祈りや愛や光を彼女に送るとそれをもっともっと数十倍、数百倍にして返してくる。人は意識であり、愛であり、光そのものだ。」




オーストラリアコースや4月の横浜コースでヌラさんに会われたことのある方はもちろん、まだヌラさんに会われたことがなかった方も、ぜひヌラさんや光の存在から届けられる無条件の愛を感じ、受け取っていただけたら幸いです。

このお知らせが皆さまにとりまして悲しい残念なお知らせなのではなく・・・・
『悲しみ』をドアにしてあなたを愛する光の存在に気づいていただき、光の存在から無や愛を受け取る時間にしていただけたら本当に嬉しいです。



ヌラさんが入院してから、ラハシャ博士は病状の経過のメールを私たちに毎日送ってくださっていました。
そのメールの最後にはいつもこのような文章で締めくくられていました。

"Can I be the space for my inner experience?"  Rahasya
私が内側で体験している事に対して今私はスペースであることができるだろうか? ラハシャ

ラハシャ博士はこの『スペース』という言葉が昔から好きでコースの中でも使っています。
この言葉をあまり聞かない方もおられるかもしれませんが、
ラハシャ博士はコースの中で使われていた為、この言葉を懐かしく思い出す方もおられると思います。
スペースとは「無・空・すべて」でもあります。
そして「目撃する=視る」ことでもあります。

やってくるあらゆる人生の体験に対してラハシャ博士はこの問いかけを昔からしてきたと聞いたことがあります。
今回のヌラさん入院の体験はラハシャ博士自身にこの問いかけを何度もさせることになったのかもしれません。

そして今は深い静けさのスペースにくつろいでおられます。
広大なスペースの中でヌラさんの愛に抱きしめられているラハシャ博士を感じます。
そしてヌラさん、ラハシャ博士が溶け合って無になり広大なスペースの一部になっているのを感じます。

これからも何がやってこようともラハシャ博士はこの問いかけを行い、広大なスペースへいつも還っていかれることでしょう。

皆様にもこの言葉をお届けしたいと思います。
この言葉が必要な全ての方へ。

『私が内側で体験している事に対して今私はスペースであることができるだろうか?』                                



ラハシャ夫妻を通してこうして皆さまとこのようにご縁をいただきましたこと、心から感謝いたします。
本当に本当にありがとうございました。




最後に光に還られたヌラさんをモクシャで送りたいと思います。

OM Shanti Shanti Shanti 

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